インダス文明の文字は解読されていない。世界で一番謎めいているのはインダス文明だと、僕は思っている。まだ、15%しか発掘されていないしね。
(紀元前5500年から紀元前2000年頃までに存在していた古代文明で、モヘンジョ=ダロ遺跡は1922年に発見された)

あのモヘンジョダロに行ったときに、僕の世界観は圧倒されていた。下水道やマンホールまでできていてた。碁盤の目のような区画も見事。ガイドの説明で一番心に残っているのは王宮とか宮殿がないことだった。身分制度みたいなのがないのか?みんな仲良しこよしだったのか?それで社会が成り立つのか?そしてパキスタンというマイナーともいえる場所に、モヘンジョダロはなぜできたのであろうか。

そして紀元前2000年頃消滅したということが、余計に心を掻きむしった。火山の爆発か、大洪水しか考えられないポンコツ頭では、想像力に羽が伸びてこない。

僕は歴史の前では、単なる俗物だ。ただ、その俗物はこういうものを一つ観て、体験することで、この世ならざる世界に突入していくのだった。

歴史でも、探究心が止まらなくなると本を読んで、その世界のロマン旅行に旅に出る。その際に手助けになるのは誰かが残してくれた記録なのだ。

そして、時の洗礼をうけた、古代の人の記録を探ることで、自分に足りない感情や知恵を補填して行くのだろう。たまに、その気持ちは理解されない場合もある。ただいえるのは、歴史に刻まれた出来事というのは、崇高で有り、それに看過される時間というのは退屈なモノではないということだ。

ロゼッタ・ストーン(ロゼッタ石、仏: Pierre de Rosette, 英: Rosetta Stone)は、エジプトのロゼッタで1799年に発見された石版。
紀元前196年にプトレマイオス5世によってメンフィスで出された勅令が刻まれた石碑の一部である。縦114.4cm、横72.3cm、厚さ27.9cm、重量760kg。古代エジプト期の暗色の花崗閃緑岩でできた石柱である。なお、当初は花崗岩または玄武岩と考えられていた。
碑文は古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の三種類の文字で記述されている。細かい違いはあるが、本質的には同一の文章が全部で三つの書記法で著されていると早くに推測され、1822年、ジャン=フランソワ・シャンポリオンもしくは物理学者のトマス・ヤングによって解読された。これによってロゼッタ・ストーンはエジプトのヒエログリフを理解する鍵となり、他のエジプト語の文書が続々と翻訳されることとなった。

ウィキペディア

Rosetta Stone

 

私たちは、大化の改新くらいからの歴史は学びましたが、その前の日本の姿については、さっぱりわかりません。お伽話しや神話しか残ってないのは 、合点がゆきません?

文字がなかったから、記録がなかったのか?それにしても、大陸から文字の一端くらいは伝わっていたなら何かしら記録があってもいいのではいのか?

誰かの都合で記録が消えたのだろうか。

文字のおかげで、人類の知識は増殖。

孫が「戦争体験の語り」を聞くことに意義があるように、真実を記録することは、力に変わるだろうに。

 

僕が自叙伝を仕事にしようと思ったのは、時間の海を乗り越えてきた、先人の知恵が美しいと感じだからだ。一人の人生というのはそれくらい気高くて。たくさんの彩りが凝集していると思う。

 

 

投稿者プロフィール

渡部雅泰ライター
クレストデジタルズ株式会社
代表取締役
渡部雅泰(わたなべまさやす)
東京都武蔵野市吉祥寺在住

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中小企業家同友会
倫理法人会
海外旅行100回以上(大学卒業後旅行代理店勤務、主に海外旅行を担当)
家族で全県宿泊挑戦中(家族で23/47都道府県)
2016年お遍路逆打結願
山下達郎さんの大々ファンです、愛媛FCボランティア